反省文を書かせると犯罪者になるそうです^^;
今、友人に勧められて下記の本を読んでいます。
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130619/E1371570553765.html
筆者は殺人や性犯罪などの凶悪な犯罪を犯した受刑者が
収容されている刑務所で、受刑者を更正させるための面談や
授業をしたりするお仕事をされている岡本さんという方です。
岡本さんは何度もこの本の中で、
「反省文を書かせると犯罪者になる。」
という主張を繰り返しています。
それも立派な反省文であればあるほどそのリスクは高まるそうです。
そう言えば、遠藤も昔、学校や職場で何度も反省文を書かされましたが
その時何を考えていたかと言うと、
「いかに早くこの面倒くさい状況から開放されるか?」
だけでした^^;
だから何度も書かされているうちに書いている反省文も、
それはそれは読んでいる先生や上司のご満足のいくような素晴らしい
名文を書けるようになりました(苦笑)
でも全く自分が悪いなどとは思っていないのでまた
同じ間違いを繰り返します。
岡本さんは下記のように言います。
「問題を起こした人間は、必ずその人の理由があり、
まずはその理由にじっくりと耳を傾けて吐き出させることにより、
その人が次第に自分の内面の問題に気づき結果として自分の罪を
悔い改めていくのです。」と。
でも最初に、「反省文を提出しろ!!」というやり方だとその自分と
向き合う機会を失ってしまい、上手な反省文を書いて一刻も早く
許してもらう上辺のテクニックだけが身についてしまうのだとか。
これでは本質的な問題はさらに深刻なものになっていき犯罪を
繰り返すような人間が勝手に養成されて行くのだそうです。
この、
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立派な体裁の文章をいち早く用意する!
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という考え方が危険性を秘めているのは業務提携の契約書の作成
でも全く同じです。
よく遠藤は経営者の方から、
「できるだけ簡単な契約書にしてください。」
と頼まれますが、これも根っこの部分は同じです。
このような考え方をする経営者は、
「どのような業務提携を設計すれば良いのか?」
ということについて深く考えることを放棄しています。
「取りあえず体裁だけ整った契約書を用意してこの面倒くさい作業
から開放されたい!!」
という極めて危険な思考に陥っています。
そこで安易にネットから適当に探してきた契約書をちょこちょこっと
直して使ってしまったりします。そして、2,3年してから問題が発生して
アタフタするのです。
まさに立派な反省文を提出してその場を逃れまた何度も同じ問題を
犯して罪を重くしていく犯罪者と同じパターンです。
よって、あなたも業務提携の契約書を用意するときにはくれぐれも、
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立派な体裁の契約書をいち早く用意する!
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という極めて危険な思考パターンに陥らないようにしてくださいね。
またメールしますね。
遠藤祐二