業務提携契約ガイドランナー 遠藤です。
以前にこのメルマガで、
新型コロナウィルスを見事に抑え込んで
いる台湾のお話をしました。
↓ ↓ ↓ ↓
https://ameblo.jp/master-license/entry-12591957541.html
実は最初の頃は、
シンガポールもそうでした。
その行き届いた新型コロナ対策が世界各国から
当初称賛されました。
遠藤も、
「相変わらずやるねぇ~^^」
と良く知りもしないのにエラソーに思ってました(笑)
ところが日数が経過するにつれ、
段々とその政策に綻びがあることが
明らかになったきました^^;
感染者数は5/16時点では約26000人です。
人口がたった570万人程度であることを
考えると結構な感染者数が出てしまっています^^;
実は感染者の9割近くが、
インド/バングラデシュから
来ている外国人労働者です。
彼らは主に大きな工場に雇われ、
1部屋に10人も押し込まれるような
寮に住まわされています。
まさに典型的な3密状態ですよ^^;
感染者が爆発的に増えるのは当たり前です。
シンガポール経営大学のユージン・タンジュン教授は
「外国人労働者の感染リスクは予見できたのに
政府は見て見ぬ振りをした。」
と言っています。
どこかの国の政府ならともかく
かつてアジアの奇跡とも呼ばれたシンガポール政府に
こんな手抜きというべき1面が隠れていたことに驚きです^^;
最近になって急遽、外国人労働者向けの、
3密を避ける仮住居施設の建設に取り掛かりましたが
新たな施設のために用地を確保し、建設を完了するまでは
まだ時間がかかりそうです。
このように、
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対策は抜けの無いようにできるだけ広い視野を
もって設計・実施する必要がある!!
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のは業務提携の契約交渉でも同じです。
このメルマガでも何度も書いていますが、
業務提携の契約交渉で交渉しなければならない
ポイントは非常に多岐に渡ります。
・製品品質
・納期・納入場所
・保証条件
・アフターセールスサービス
・価格
・支払条件
・税金
・知的財産権
・製造物責任
・指導員について
・法務について
などなど挙げれば本当に切がありません^^;
経営者と同等レベルの広い視野が必要です。
そして上記の各ポイントは一つとして
抜け漏れがあってはいけません。
よく、自分の興味のある価格の面だけ
折り合いがついたら、
「後は任せた!」
と言って自分は交渉の席から外してしまう
経営者がいますが間違っています。
まさに、インド/バングラデシュから
来ている外国人労働者の問題を見て見ぬ振りをして
問題を大きくしたシンガポールと同じ結末を
迎えるリスクがものすごく高いです。
よって、あなたも業務提携の契約交渉に臨む際には、
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抜けの無いようにできるだけ広い視野を
もって各ポイントを検討する必要がある!!
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ということを忘れないようにしてくださいね。
各ポイントを一覧表にして事前に、
社内外の人たちとブレーンストーミングしてから
実際の交渉に臨むと良いですよ^^
またメールしますね。
遠藤祐二