業務提携契約ガイドランナー 遠藤です。
今日はちょっと英語の問題を出してみようと思います。
Q.Chinaの意味は?
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A.中国ですよね?(笑)
「バカにするな!」とお叱りを受けそうですが
いま少しお付き合いくださいませ^^
では、
Q.chinaの意味は?
これもちょっと英語を知っている人ならわかると
思いますが、
A.陶器とか陶磁器の意味です。
では、
Q.Japanの意味は?
A.日本ですよね?(笑)
べつにあなたをからかっている訳ではないんです!
では、
Q.japanの意味は?
これ、遠藤も全く知りませんでした^^;
実は、
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A.「漆」と言う意味になります。
このように最初の一文字が大文字か小文字か
で全然違う意味になってしまうのですよ。
そしてこの
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最初の一文字が大文字か小文字か
で全然違った意味になってしまう!
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のは英文契約書にもっと顕著に現れます。
大抵の英文契約書は冒頭に「定義=Definition」
という条文があって、特別な意味を持たせたい
言葉は常に先頭の一文字を大文字で記載し、
契約書の中では一貫して使用します。
例えばこんな感じです。
“Products” mean all products with the trademark “XXX”
thereon, which are manufactured and sold by Seller
during the life of this Agreement.
“Products”とは、本契約の有効期間中、売主が製造・販売する
×××の商標が付された全ての製品を言う。
つまり「Products」と言えば×××の商標をつけて売主が製造・販売
している製品を意味し、一方「products」だと全然違った一般的な製品
ということになってしまう訳です。
そしてこの、
「先頭の文字が大文字で表示される定義されたキーワード」
は一つの契約書の中にこれでもか!というぐらいたくさん
出てきます。
よって、もしあなたが英文契約書を読むときは、
まずは、
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先頭の文字が大文字の用語が出てきたら注意深く
その意味が定義してある箇所を探して理解する。
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という作業がとても大事です。
逆に英文契約書を作成する立場のときは、
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先頭の文字が大文字の用語は首尾一貫して同じ
意味で使用しなければならない!
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のでとても注意が必要です。
結構多いのですよ。
Productsと定義しているのにも拘らず、同じ意味を表すのに
平気でproductsなどと使われている契約書が。
あなたも英文契約書においては最初のたった一文字が
大きな意味の違いを持つということを常に忘れないでくださいね。
また、メールしますね。
遠藤祐二