1995年の阪神大震災が起きたときに、
難しい日本語で書かれた非難情報を理解できなかった
在日外国人が、水や食料を受け取れなかったという
出来事がありました。
それ以来、「やさしい日本語」を使った非難の呼びかけや
防災マップ作りが日本全国の自治体で広まっているそうです。
また横浜市では、書換支援システムを市職員向けに導入しました。
例えばPCで、
「避難してください。」
と入力して画面上の解析ボタンを押してカーソルを合わせると、
「にげてください。」
とよりやさしい日本語に変換されます。
横浜市で暮らす外国人は毎年増え続けて令和5年3月では
約11万2千人。
出身地は約150カ国・地域にもなり、
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・全ての言語に対応するのは不可能。
・外国人にもわかるやさしい日本語で
情報発信する方が現実的です!
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という結論になっているそうです。
このように、
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まずはやさしい日本語で大事な情報を
相手に伝える!
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というコミュニケーションのやり方は
業務提携の契約交渉でも大変重要です。
あなたも一度は契約書をご覧になったことが
あると思いますが、あの小難しさはハンパないですよね^^;
甲とか乙とか丙とかゴチャゴチャ書いてあって
本当に読みにくいです。
遠藤はよくこのメルマガで、
「契約書は契約交渉では役に立たない!」
と書いていますが、契約書案を相手とにらめっこしながら
交渉することほど効率の悪いやり方はありません。
あんなもの(笑)を資料にしながら交渉していたら
言い間違い、言い忘れ、勘違いがたくさん発生します。
だからまずは、
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まずはやさしい日本語で書かれた資料を
使って交渉する。
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ということをお勧めしています。
例えばこんな感じです^^
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.master-gyosei.com/image/A5E9A5A4A5BBA5F3A5B9B7C0CCF3B8F2BEC4A4CEA5DDA5A4A5F3A5C8.pdf
これならば、あなたが伝えたいことが相手に
きちんと伝わる可能性は高いです。
このやさしい日本語で書かれた資料を使って重要なポイントに
ついての合意が8割ぐらい取れたと判断できたら、
「では後の細かい点は契約書案でご確認ください。」
と初めて契約書を提示するのが良いでしょう。
あなたも業務提携の契約交渉に臨む際には
ぜひ心がけてみてくださいね。
このひと手間をかけるか否かで
交渉の効率が俄然違ってきますよ^^
またメールしますね。
遠藤祐二