先日のことです。
遠藤の友人である中国人のAさんと飲んでいました。
Aさんは中国と日本の間でサプリメントの輸出入を
しています。
奥様は日本人なので日本語はペラペラ。日本人の事も
非常によく理解されています。
途中でこんな会話になりました。
A:「中国人は中国人のことを全く信用していないんですよ。」
遠藤:「え?」
A:「中国人は中国人が作った製品と聞くだけで
『きっとまがい物に違いない!』と思うんです。」
「だからわざわざ日本にまで来て、日本人の作った
素晴らしい製品を買い漁るんです。」
こんな話を聞くと遠藤は、「日本人に生まれて良かったなー」
と思います。
自分が中国人のAさんに対して、
「日本人は日本人の作った製品を『きっとまがい物に違いない!』
思ってるんですよ。」
「だから中国まで行って中国人の作った素晴らしい製品を買い漁るんです。」
とは絶対に言わないと思います(笑)
そしてこんな事は日本人同士で飲んでいたら
思いもしないことであって、中国人のAさんと
忙しいスケジュールを調整して飲んで本当に良かった
と思いました。
このように人は、
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比較する事で初めて気付くことがある
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ものなのです。
そしてこれは業務提携の相手を探すときでも
同じです。
まずは「複数の相手」に声をかけて交渉するのを
遠藤はいつもお客様にお勧めしています。
最近よくあるパターンなのですが、
海外の企業から、
「御社の製品をぜひ私の国で売りたいので独占販売
させてください!」
「値段は1個につき○○円で購入させていただきます!」
などの破格のオファーを受ける場合があります。
このような場合、すぐにそれに飛びついて契約してしまう
経営者が多いのですが、後で騙されてトラブルになることも
多いのです。
なのでそのような場合は、同じようなビジネスをやっている
販売店を探してまたは紹介してもらって同じ話を振ってみる
のです。
「えー?面倒くさいなー」
と思うかもしれません。
また、
「え~!そんなことをしたら相手に失礼では?」
などと感じるかもしれません。
でもそのひと手間をかけることで初めて気づくことは
本当に多いですし、失礼でも何でもありません。
もちろん最初にオファーしてきた販売店がやっぱり良かった
ということになるかもしれませんが、それならそれで良いでは
ないですか?
ぜひ業務提携を検討するときは、
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複数の相手と交渉する余地はないか?
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を検討してみてくださいね。
またメールしますね。
遠藤祐二