先日、何の気なしにYoutubeでスズキの鈴木修相談役の
インタビュー動画を見ていました。
鈴木相談役は遠藤の大学の先輩なのですが、
92歳とはとても思えない話しぶりでしたね^^
スズキの車と言えば、
インドでの成功が有名です。
他の日本自動車メーカーに先駆けて
1981年に進出しました。
インド自動車工業会の発表によると、
2021年12月単月でメーカーごとのシェアを見てみると、
マルチ・スズキは56.0%と圧倒的です。
韓国最大手である現代が14.7%、
地元メーカーであるマヒンドラ&マヒンドラが8%、
日系メーカーであるトヨタ・キルロスカが4.9%、日産が1.3%で
あることを見ると、いかに鈴木相談役の手腕と先見の明が
あったかが伺いしれます。
遠藤が以前にインドに行った時も、
やたらスズキの車ばかり目についたのを
覚えています。
インタビューの中で、
「鈴木相談役が部下との接し方で最も大事に
していることは何ですか?」
と聞かれ、
「行動で示すこと!」
と即答していたのが印象的でした。
例えば、
鈴木相談役はこれまでにインドへ200回以上
出張されているらしいのですが、その内に
インドの観光名所に足を運んだ回数は、
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「0」
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だそうです。
全ての時間を現地の取引先/工場/販売店の人達との
ミーティングに使っていたとか。
遠藤はその昔、
マレーシアに4年ほど某電信電話会社のプロジェクトの
ために住んでいたことがあるのですが、日本からお偉方が
出張で来るとなると、毎回、
「ランチは●●でディナーは■■で予約だな。」
「初日は●●へ半日観光だな。」
「××取締役はゴルフがお好きだから◆◆カントリーを予約しなきゃ。。^^;」
と真剣に御接待のスケジューリングをしていたのを
覚えています。
もちろんお偉方の滞在中はフルアテンドですよ^^;
ちなみにお偉方が現地の取引先と商談らしき事に
たった1時間でも時間を割いていたかどうかは全く記憶に
ございません(笑)
これもある意味逆の意味で、
「行動で示すこと!」
ですよね。
下々の立場の人間としては、
知らず知らずのうちの日本から来るお偉方の
行動を観察してしまうというものなのです。
だから上に立つ者は何か口で良いことを
言うより前に、
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行動で示すこと!
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が必然的に求められるのです。
このように、
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行動で示すこと!
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を最優先に考えなければならないのは
あなたが業務提携の契約交渉に
臨む際にも同じです。
示すべき行動のパターンはいくつもありますが
最もインパクトがあるのは、
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宿題の出来不出来
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です。
特に技術的レベルが高い商品の業務提携に
おいては相手からよく、
「すみません、これについての詳しいデータや
検討資料を次回のミーティングまでに見せて
もらえませんか?」
と宿題を出されることがよくあります。
そして宿題を仕上げて相手に提出し、
「おおっ!なるほど!これはわかりやすくて
すごい資料ですね^^ありがとうございます!」
と相手の期待を上回って、感謝されるのか、
それとも
「なんですか?これは??!!!」
「前回のミーティングから今日まであれだけの時間をかけて
こんなお粗末な資料しかないなんて、ありえないですよ!!(怒)」
となるのかで勝負が決まっています。
ちなみに遠藤のプロジェクトチームでは、
交渉の際にこちらの宿題となっていた資料がお粗末で
相手に、
「なめてんのか???!!!(怒)」
と、床に放り投げられたことが3回ぐらいあります(笑)
まさに、悪い意味で
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行動で示すこと!
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をやってしまった訳ですよ。
もちろんその後の交渉はさんざんで
途中で交渉決裂してしまいました。
よってあなたも業務提携の契約交渉に
臨む際には何をおいても第一に、
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良い行動を示す(特に宿題!)
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を意識してみてくださいね^^
またメールしますね。
遠藤祐二