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英文契約書の1つ目のワナとは、

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相手から提示された英文契約書の日本語訳の完成
一から作る英文契約書の完成
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最終ゴールのような気になってしまう

と言うことです。

 

法律の文章って本当に読みにくいですよね。
細かいゴチャゴチャした文字を見るだけで頭が痛くなってきます。

英文契約書だったらなおさらです。

多くの場合、相手方の海外企業から契約書案を
「検討してOKだったらサインをお願いします!」と先に渡されて
しまいます。

そしてこれまた多くの場合数十ページにわたる
分厚い契約書だったりします。

そして読んでいるうちに、「契約書なんか読むのはもうこりごり!
翻訳会社に翻訳させてあまり大きなリスクがなければ、さっさと
契約締結してしまいたい」、という深層心理が誰にでも働くのです。

 

するとどういうことが起きるのか?

 

日本語訳の資料さえ揃えば業務提携契約が完了した!
と、解放された気になってしまうのです。


また、1から英文契約書案を作る場合も同じです。

どこからが適当に似たような契約書を取ってきて少し直した
ものを見ると同じように、 
業務提携契約が完了した!
と、解放された気になってしまうのです。

 

「もうできてるじゃん!何をこれ以上直す必要があるの?」と
今までに何人のクライアントに言われたことか(笑)

 

そして、その「もうできてるじゃん!」の契約書をどのように
作ったかをよくよく聞いてみると。。。。

  • 市販の契約書のひな型をコピペして作った
  • 知人の詳しい人に全部お任せで作ってもらった
  • ネットからサンプルをダウンロードして作った。。。
  • 他社の契約書を修正して作った

などの答えが返って来ることが多いのです。

 

全ては、「契約書なんか読むのはもうこりごり!簡単に作って、
さっさと契約締結してしまいたい」、という深層心理のせいです。

 

ここでちょっとあなたに考えてみて欲しいのです。

もし、でき上った日本語訳の内容が全くあなたの想定している
ビジネスの内容とかけ離れている条件であったらどうですか?

そもそも日本語訳自体が全くあなたが理解できない内容の文言
であったとしたらどうですか?

もし、あなたがネットからダウンロードしてちょこっと修正して
作った英文契約書が、今まで交渉してきた内容と全く異なる条件に
なっていたら相手はどう思うでしょうか?

ネットからダウンロードしてちょこっと修正して英文契約書が
あなたの気づかぬうちに、完全にあなたに不利な条件が
たくさん書かれた契約書になってしまっていたらどうですか?

そうなんです。


本当の戦いはここからなのです。


日本語訳や英文契約書案を作ったら、(理想を言えば案を作る前に)
当事者間の実際のビジネスの内容、状況、特殊性が十分に反映されて
いるかどうかのチェックが最低条件なのです。


そして更には、それをどのように海外の相手側と交渉し、
両者がWin-Winに契約締結をまとめるかについての
交渉戦略を立てなければとても契約締結完了までは
たどりつけないのです。 


交渉に応じて、何度も何度も契約書案を
修正しなくてはならないのです。


海外との契約交渉ともなれば、その交渉期間が半年にもおよび
その間の契約書の修正が数十回におよぶことも普通であり
正常です。 

 

それなのに実際には下記のような大きな間違いを
犯している中小企業経営者が本当に多いのです。

× 単に翻訳会社から渡された日本語訳を斜め読みして
   内容をわかった気になってしまって英文契約書にサインをし、
   実際に取引開始してから、「こんなはずではなかった!」と
   大慌て。

× ネットからダウンロードした英文契約書をちょこっと修正して
   相手方に提出したら、「これって全然今回のビジネスと無関係
   ですよね?」と実際のビジネスとの矛盾点を指摘されたり、
   「これってどう意味ですか?」と相手方から質問をされて自分でも
   よく答えられずに、一ぺんで信頼を失ってしまう。
  

これが全てのトラブルの始まりです!


英文契約書の2つ目のワナとは?

1つ目のワナに落ちないための4つのSTEPとは?

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