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ここでは
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品質管理(Quality Control)
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についてご説明します。
前のポイントの「⑮原材料の調達」にも関連しますが、
ライセンスされた技術、ノウハウ、ブランド等を使用して
ライセンシーにより制作・製造された製品の「品質」に問題が
あった場合、ライセンサーにもその影響が及ぶことが
あります。
そこで、ライセンサーとしては、ライセンシーの品質に
ついて何かしらの形でチェックコントロールすることが
必要になる場合が多く、例えば下記のようなことを行い
ます。
◆製品の販売前の事前チェック・承認
◆定期的又は抜き打ちの製品検査
◆定期的な品質基準検査レポートの義務付け
また、もしライセンシーが所属している各業界団体
が自主的に定めている安全基準のようなものがあれば、
それを取得する義務をライセンシーに課すことも有効な
手段なのでよく行われます。
業界の安全基準の例としては下記のようなものが
あります。
・SGマーク(Safty Goods:製品安全協会)
・STマーク(玩具安全基準:日本玩具協会)
・BAA(Bicycle Association Approved:自転車協会)
・JEMA(学校教材・教具の自主安全基準:日本教材備品協会)
・SPマーク(遊具の安全に関する基準:日本公園施設業協会)
また、上記のようなチェックや基準取得を行っても、
品質問題が生じたときはライセンシーに損害賠償
できるように契約書上には下記のような規定を設ける
ことが多いようです。
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本契約に基づきライセンシーにより製造・販売される
許諾商品は、日本における最新最良の品質基準を
満たし、ライセンシーにより製造・販売される同種または
類似の他の商品と同等の高品質を保たなければならない。
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上記は全てライセンサーの立場に立った品質管理ですが、
逆にライセンサーから提供されたノウハウや技術事態が
原因で品質問題が起きる場合もあり得るでしょう。
よってライセンシーの立場としては一方的に品質責任を
負うだけではなく、ライセンサーからの提供されたノウハウ
や技術事態の安全性についての確認や契約上でのリスク
ヘッジも必要になるのですが、実際問題としてライセンサー
の立場が強い場合が多いので、その交渉は難しいケースが
多いようです。
◆条文例
Quality Control
1. Licensee agrees that all Products manufactured or offered for sale by it
in Territory shall be substantially equivalent in quality and workmanship to the
similar Products offered for sale by Licensor. Should Licensor find and determine
that Products offered sale by Licensee are not substantially equivalent in quality
and workmanship to those offered for sale by Licensor, Licensor shall have the
right to notify Licensee of such fact and to require Licensee to suspend production
of Products until the quality and workmanship of Products shall meet the required
quality standards.
2. Licensee hereby warrants good quality and workmanship of Products manufactured
by Licensee pursuant to this Agreement and agrees to hold Licensor harmless from
any and all such claims on the defects.
1. ライセンシーは、本製品の品質および仕上がりがライセンサーの販売するものと
本質的に同等のものを契約地域内で製造し、販売しなければならない。販売に
供した本製品の品質および仕上がりが同等でないとライセンサーが認めた場合
にはその旨をライセンシーに通知し、かつライセンシーに対し本製品の品質および
仕上がりが所定の品質基準に達するまで、本製品の生産中止を要求する権利を
有するものとする。
2.ライセンシーは、本契約に基づき製造する本製品につき、適切な品質および仕上がり
を保証し、かつ瑕疵に対するクレームからライセンサーを免責することに同意する。
担当:遠藤
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