その昔、昭和の時代は、
「海外企業との取引は『商社』を間に入れる」
というやり方がごく一般的でした^^
例えば、
[[name1]]さんが海外メーカーから
商品を仕入れて、
日本で再販売するような販売店ビジネスでは
以下のような感じになります。
↓ ↓ ↓ ↓
*******************
海外メーカー
↓ ↓ ↓ ↓
商社
↓ ↓ ↓ ↓
あなた
*******************
商社を間に入れる理由は
大体以下の通り。
■海外企業との物とお金のやり取りに慣れている
■海外企業との英語でのやり取りに慣れている
だから、
×英語はからっきし、
×貿易取引に疎い、
×できれば外人と話したくない・・・^^;
という昭和の日本企業にとって
間に入ってくれる商社は
とても便利な存在だった訳です^^
ところがここで多くの日本企業は
勘違いをしてきました。
「きっと商社は弊社の味方になって
海外メーカーとハードな交渉もしてくれるだろう?」
「海外メーカーから仕入れた商品の不具合も
全部商社が何とかカバーしてくれるんだよね?^^」
そんな訳ありません(笑)
商社の基本スタンスは、
==============
単なるメッセンジャーボーイ
==============
なんですよ。
だからあなたに味方して
海外メーカーと切った張ったの
ハードな契約交渉をしたり、
商品の不具合のクレームをしたり
することを期待されては迷惑なのです^^;
何事もなく単に右から左に
物・お金・メッセージを流して
その手数料をいただくというのが
商社の希望するビジネスモデルです。
だからメンドーなことは当然、
「恐れ入りますが海外メーカーとあなたとで
直接やってもらえますか?^^;」
といつも思っている訳です。
商社の本音がそうであれば
令和の時代におけるあなたの取るべき
スタンスは以下の通りです。
↓ ↓ ↓ ↓
===================
◆商社は単なるメッセンジャーボーイ!
◆実質的な権利/義務は全て
あなた/海外メーカーで対応!
===================
恐らくですが、
上記のスタンスを明確に契約書に規定することで
あなたが商社に支払う業務委託料も
値引き交渉できるってものですよね?
「あんたの所は単なるメッセンジャーボーイなんだから
今までの業務委託料は高すぎだと思わんか?」
みたいな感じです。
最近では、Chat-GPTに代表される便利な
ツールもたくさん出てきましたので
単なるメッセンジャーボーイの価値は
低くなるばかりです。
これって恐らく通訳者にも言えますね。
よってあなたも商社を使った
海外企業との業務提携の契約交渉をされるのであれば
今一度これまでのスタンスを見直ししてみることを
お勧めします^^
またメールしますね。
遠藤祐二