遠藤は昔、仕事でマレーシアに住んで
いたのですが、事務所のビルの1Fで
コンビニをやっているイスマイルさん
というインド人と仲良しでした。
遠藤が行くといつもお菓子やらジュース
をおまけしてくれました。
マレーシアは人口が3,200万人ほどの
国ですが、その約10%弱をインド人が
占めています。
彼らの多くは祖父の代くらいにインドから
マレーシアに移住してきた人達が多く、
イスマイルさんもそうでした。
マレーシアで生まれ育ったイスマイルさんは
一度も祖父の故郷であるインドに行ったことが
ありませんでした。
ところがある日、父親と共にインドのニューデリー
に行くことになりました。
「祖父のルーツを訪ねて来るよ!」
と言って旅立っていき1週間後に戻ってきました。
遠藤:「どうでしたか?初めてのインドは?」
イス:「あんな国、2度と行かない!!!!!」
遠藤:「えー?なんでですか?」
イス:「街が汚い、空気が悪い、水が悪い、
乞食ばかりだ!!」
「おまけにインド料理屋で食べたカレーが
あたったらしく結局ずっとホテルで
寝てばかりだったよ。」
「インド人もみんなずるい奴らばかりだ!
人から1ルピーでも搾取することばかり
考えている!」
「もうあんなやつらがいる国はまっぴらだ!」
遠藤の心の声:「あんなやつらって。。。。
あんたもインド人だろうがー???^^;」
そうなんです。
インド人だからと言ってインドにすぐ馴染めるとは
限らないのです。
インドに住んでいるインド人と外国で生まれ育った
インド人とは全く別物なのです。
だから私達、外部の人間もそのあたりを一緒にしない
ように注意しなければなりません。
具体的には、イスマイルさんがどのような環境に育ち
どのような経歴の持ち主かを知るようにしなければ
なりません。
この、
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先入観に惑わされずに相手を見極めること
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は業務提携契約の交渉においてとても
重要です。
最近は大企業であってもあっという間に
倒産する時代です。
「大手だから大丈夫でしょ?」と言った先入観
は捨てて、相手を見極めるのです。
具体的なやり方はいくつもあると思います。
・調査会社に調査を依頼する。
・取引している金融機関に聞いてみる。
でも、もっとお手軽にできることもあります。
遠藤が一番着目しているのは、
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メールの対応を観察する。
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ということです。
◆レスポンスの速さは?
◆内容のわかりやすさは?
◆質問に誠実に回答しようとする気持ちはある?
結構、わかるのですよ。これで。
他にもいろいろとあるかと思います。
あなたもぜひ契約交渉に臨む際には
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先入観に惑わされずに相手を見極めること
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の努力を怠らないようにしてくださいね。
何か今日のメルマガを書いていたらまた
インドに行きたくなってきました^^
またメールしますね。
遠藤祐二