GWは映画から生まれた?
業務提携契約専門の行政書士の遠藤祐二です。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます!
GWが始まりましたね^^
遠藤は相変わらずたくさんの契約書作成とSkypeミーティングに
忙殺されていますが^^;
そう言えばGWの由来ってご存知でしたか?
↓ ↓ ↓ ↓
http://gogen-allguide.com/ko/goldenweek.html
昔、ある映画会社が現在のゴールデンウィークにあたる期間に
「自由学校」という映画がヒットしたのを機に、より多くの人達に
映画を見に来てもらおうとそう呼んだのが始まりとか・・・
どうなんでしょうかね?
バレンタインデーと違い、国民の多くがGWに映画をそれ程見
ているようにも思えませんが^^;
実は、遠藤は映画にはかなり苦労させられた経験があります。
以前、とあるパチスロの会社の法務部にいたときに、香港の映画会社と
裁判を争ったことがあります。
香港の映画会社が新しい映画を作ると言うのでその制作費用の出資を
求められたのがそもそもの発端でした。
(映画の売上−諸費用)×○○%
が出資割合に応じて各出資者に配当されるという仕組みでした。
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ところがこの「諸費用」が大きな曲者だった!!!===============================================
そもそも我々は、映画の制作なんてド素人。映画を作るのに、
どんな作業、人、機材が必要でどんなコストがかかるなんて
全く知りませんでした。
映画会社が、
「この映画は絶対ヒットする!なんと言ってもあの超有名スターが
主人公であの超有名監督が指揮をとるのだから。。。。」
と言うのを真に受けて、○○億円という出資をしてしまったのが
運のつき。
「諸費用」の部分が訳のわからん勘定科目でどんどん膨れ上がって
行きます。
そして最終的には、「諸費用」が「映画の売上」を超えてしまい
我々の配当は「0」!という事態に追い込まれました!
後から香港の弁護士を雇って訴訟を起こしましたが結局1円も
回収できませんでした^^;
ここが出資やライセンスビジネスの恐ろしいところです。
もしあなたが、技術、ノウハウ、ブランド、または出資という形で
相手方に自分のリソースを提供し、その見返りに
「売上−諸費用」×○○%
の配当を受ける、という提案を相手からされた時は要注意!!
遠藤の会社のように騙されないためには、自分の見返りを、
・どのような計算式で?
・どのようなタイミングで?
・どのような内訳で?
もらうのかを詳細に設計することが絶対に不可欠です。
また、相手が怪しげな費用計上しているときは、公認会計士を
送りこんで帳簿を監査できる権利を契約書に記載しておくことも
かなりポイントです。
そんなに世の中うまい話はないのですよ。
完全な意味の不労所得なんてものはほとんど世の中に存在しない!
と遠藤は思っています。
また、あなたがこのような話を誰かに相談するときの
ポイントなんですが・・・
必ず、複数の専門家のアドバイスをもらうことを強く
お勧めします。
結構、専門家もあたり外れが多いです。
また、その業界のことに精通しているかどうか?というところが、
法律の知識よりもずっと重要だったりします。
上記の遠藤の例のように、映画ビジネスのことを相談するのであれば、
映画ビジネスの経験があるかどうか?をまずチェックしましょう!
★★★今日のまとめ★★★
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◆第三者から出資やライセンスビジネスの話を持ちかけられ
たときは、様々な観点から収益の流れを詳細に設計する
ことが絶対必要。
◆自分の本業以外のビジネスに係る出資やライセンスビジネス
の話を持ちかけられたときは、必ず複数の専門家に相談!
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今日もお読み頂きありがとうございました。
またメールしますね