青梅の仙人に会ってきました
業務提携契約専門の行政書士 遠藤です。
遠藤はその昔、会社員をやめて起業する前、
色々と迷うところがあって、
「青梅の仙人」と呼ばれるおじいさんに運勢を見てもらいに
わざわざ青梅の山奥まで行ったことがあります。
この仙人、相談者の先祖の霊と話ができる能力を持っていて、
それが当たると評判で全国から相談者が訪れます。
相談に行くと住所と氏名を書かせ、別室に行って相談者の先祖を
呼び出して話をし、その結果を踏まえてかなり具体的な
アドバイスをするのです。
ちなみに遠藤は確か、
「まだ開業するのはやめた方が良い。」
「今はじっくりと人脈を広げ、セミナーなどで知識を蓄えて
準備をした方が良い」
みたいなことを言われてとてもガッカリしましたが、
結局何一つアドバイスを聞かずに開業してしまって今に至ります(笑)
青梅の仙人の後にも複数の占い師のところに行って見てもらい、
「開業しても大丈夫だよ!」と言ってくれる人の言うことを
都合よく聞くことにしたのです^^
あなたはここで不思議に思いませんか?
「なぜ最初から『開業する』って自分の答えが
わかっているのに人に聞いてまわるのだろう?」
って。
これはですね。
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人は決断をしたくない生き物だから
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です。
自分で答えはわかっているのにも拘らずその潜在意識では
他人に最終判断を任せたいという意識があるのです。
冷静に考えれば仙人や占い師達はべつに最終判断をした
つもりはサラサラないのですが、遠藤の潜在意識では、
「彼らがが自分のために最終判断をしてくれた!」となるのです。
この「遠藤」と「仙人や占い師達」との関係のような認識の
ギャップは実は、あなたと法律家との間でも起こります。
よく法律家からアドバイスがあると、
「○○先生があー言ったから。。。」と
方々に言いふらしてあたかも最終判断をしたのが○○先生のように
言っている経営者がいますがほとんどの場合認識違いです。
交渉の最中にも苦し紛れに、
「いやー私はあなたの条件を呑んであげたいのですが
うちの顧問の先生が反対しているのですよー」
などと言う人がいますがこれもデメリットばかりで
なんの得にもなりません。
基本的に、
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法律家は選択肢を提示するだけでクライアント
の代わりに最終判断をすることはほとんどない。
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のです。
「このケースではA案とB案があってそれぞれ
メリットとデメリットがありますが、あなたは
どちらがよろしいですか?」
と聞いているだけで、最終判断はあなたがしているのです。
よく何かあったら最終的には○○先生が責任を取ってくれるだろー?
みたいに勘違いしている経営者が多いです。
でも、明らかにミスや間違いを犯したのでない限り、
上記のような選択肢がいくつかあるようなケースでは
選択した結果がたとえ失敗に終わろうとも法律家が
責任を取るようなことはありません。
なので最初から下記のように思っていた方が良い結果に
なることが多いです。
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契約交渉の戦略は自分で主体的に
たてて法律家はあくまでも法律的な
サポートで使う
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あなたも契約交渉に臨むときにはぜひ
自分でリーダシップを取ってやるようにする
ことを強くお勧めします。
その責任感溢れる態度は必ず相手にも伝わって
相手の信頼を勝ち取ることができますよ^^
またメールしますね。
遠藤祐二